
大阪府箕面市から放送されています『タッキー81.6みのおエフエム』
その中でさまざまな分野で活動する方をゲストに迎え、たっぷりのお話でエールを贈る番組『エールマガジン』。その番組に(2024年)12月7日(土)新屋滋之、榎本心、西端優花の3名で出演させて頂きましたので、その様子をご紹介します。
(写真:左から榎本心、新屋滋之、和氣貴志、西端優花)
◆番組はそれぞれの紹介で始まり、パーソナリティの和氣貴志(わきたかし)さんによる軽快な問いかけで進んで行きました。
その様子を放送内容を抜粋してご紹介します。
【わき】新屋さん、聞きたいんですが振り付け言うたら、これあってって、言うんじゃないの?
【新屋】そうですね、初期の方は自分で動いてこうしてこうして、これを本当に真似てもらってっていうのをしてたんですけど、どんどん年齢がいき、体が動かなくなっているのがあるんですけど。たとえば、この二人が今回の主役になるんですよ。ヒーロー、ヒロイになって、例えば2人のデュエットとかあったりするのも、一応状況は説明して最初のスタートはこっからこうして動いてみてみたいな。それでこれでできる? あれできる? って言って彼・彼女たちが動くのを形付けて行って「今のいい!」「それちょっと?」で、「今度こうできる?」 みたいな事したら結構面白いのができあがって。
【わき】バンドの音楽の作り方みたいな感じね。メンバー集まって、こういうコード進行でちょっと弾いてくれる。ベースとか合わせたベースラインとかギターとか、あ、それいいねとか。かなりみんなで作るって感じなんですか?
【新屋】本当そうなります、だから人数が多くなればなるほど、どっちか言ったらこっちの指定がちゃんとせいへんかったら、バラバラになってしまうけど。だからソロとか、2人とかになったらある程度自由度。ソロなんかは自分が動いてこうするけど、それを真似して動いたけど違う動きしてもそっちのが面白かった、『今の良い』みたいな感じでしたりする。
【わき】結構自分の個性をバーンとその稽古や練習の時に見せてということですか?
【榎本】そうですね、ただそれが困るところでして。
【わき】困るの?
【榎本】なんとなくやったのがね、『今の良い、もう1回やってって』言われるんですけど。
【わき】ハハハ(笑)
【榎本】今ちょっと、何やったかわかんないですって言う。
【わき】分かるわーそれ、、、同じことでやってって言われた時にね。もう自分の身体から出た感性でやってるもんやから、もう1回やれって言ったら難しいみたいなことがある。でも結構、ボーンと自分の個性出してます?
【西端】はい、出させていただいております。なので楽しいです。
【わき】逆に出しすぎて、そのダンス同士が喧嘩しちゃうことがないの?
【西端】は~、でもやっぱりこの榎本さんと踊らせてもらっている、例えばそういう時でも私がこう踊るとしたら榎本さんはこう踊ってくれるみたいな。それこそ生で出来上がっていくっていう。
【わき】セッションみたいな感じ?
【西端】私は踊りたいってなったら、じゃあここみたいなとかそういう、重ね合っていくような作り方になってできてすごい。
【わき】それは良い相乗効果ですよね。僕もダンスをまともにやったことないから分かれへんねんけど、言うたら無言で語り合うようにダンスができるっていうこと?
【西端】はい、もう喋るのは苦手なんですけど。
【わき】え!! そうなんですか?
【全員】ハハハ(笑)
【わき】ヘ~、面白いですね。これはもう1回目からそういうスタイルなんですか。
【新屋】そうですね基本的には。僕は演劇的なダンスがしたいなっていうのがあって。元々はクラシックバレエ出身なんです。もちろん今もクラシックバレエはしてるんですけど。その中でもやっぱり演劇的っていうのにすごく魅力感じてて。そのコンテンポラリーの方がもっとそこの演劇的っていうのを掘り下げてできる。クラシックの形っていうのがある部分との違い。
【わき】形がね。
【新屋】そこ(クラシックバレエの形)を崩せない部分があるんですけど、コンテンポラリーはそこがないから自由にできるので、映画を作るような、映画のような感じの作品っていうのを理想にしてるんです。
【わき】う~ん、映画を見てるかのような。
【新屋】そうそう。
【わき】舞台でやってんねんけれども、映画を見るくらいの。ワンシーン・ワンシーンに込めるっていうか。
【新屋】そんな感じですね。
****************
【わき】ちょっとこれも聞きたい。これミステリーをテーマに今回はやられるっていう。ダンスでミステリーってどうなんすか?
【新屋】今回のテーマにもなってるんですけど「セリフのないダンスでミステリーを表現できるのか?」っていうのをコンセプトしてやってるんです。確かに探偵は出てこないんですけど探偵が、推理をするときって無言ではできないですよね。
【わき】ただ、それは映画とかドラマやったら言葉ですけど本当の探偵って黙ってんじゃない。黙って自分の頭の中で、悶々と考えてんじゃん。
【新屋】けど、よくある相棒(テレビドラマ)の刑事・右京さんとかそういう、名探偵シャーロックホームズや、ああいう人たちが人を集めて「この中に犯人はいる」みたいな。
【わき】ああ、ようあるシーン。
【新屋】あれを、無言ではできないじゃないですか。
【わき】何のこっちゃわかれへんよね、周りは。
【新屋】そういうのを考えずに、あ、面白いと思ってこの作品に飛びついちゃったんですよ。
【わき】え、と言うことは、見切り発車っていう。もう、自分がやりたいからって言うて。
【新屋】もう、そんな感じですね。
【わき】結構、困ったでしょこれ。じゃあどうそこ表現するのって?
【新屋】めちゃめちゃ困ってます今も。
【わき】え? もう、来月ですよ公演。その辺、こんどダンサーに比重がいくんじゃないかなって思う。ダンサーさんどうなんですかね?
【榎本】そうなんですよ。一応、脚本とかは頂いて原作も、もちろん読ませていただくんですけど、ま、きれいに頭から順序よく振り付け演出とかが始まっていくわけではないんですよね。最初は頭をどっ鼻からいくんですけど、じゃあ今度こっちやってみようか、って感じで作っていくので、本当についこないだまで全貌がどうなってるかわからない。
【わき】はぁ、、、やってる方も。
【榎本】はい、私、マイクル・スタークウェッダーっていう役をやってるんですけど、「私は本当にマイクルなんだろうか?」っていう。
【わき】あぁ、役を作り的なもんけっこう難しいんじゃない、ダンスで、こういうミステリーっていう。
【西端】はい、難しいです。
【わき】でも喋るのより、得意なんでしょ。
【西端】はい、ノンバーバル(言葉を用いないコミュニケーション)だったらちょっとまあ、ましかなっていう。
【わき】そういうちょっとミステリーチックなところって、正直、舞台で表現するダンスでね。かなりの難しさがあるんじゃないかなっていうふうに思うわけなんですけど。
【新屋】そこを試行錯誤しつつ、そのことがある意味、見所になってるところではありますね。
【わき】なるほどね。いやこれは正直見たいと思いますよ。どういうふうに表現してはんのか。そのミステリーでね。謎解きにいくわけでしょこれ。謎解いていくところをダンスでどう表現するのかっていう。まあ、ある意味ね自分でハードルをあげたようなストーリーにもう入ってるわけですけど、またそこが見所という。
はい、そしてこれはもうミステリーのね、すごい人ですよ原作はアガサ・クリスティー。まあいろんなミステリーあるけど、ここに行こうと思ったそれも聞きたいですね。なんで?
【新屋】本当に今おっしゃったようにもうミステリーって言ったら、アガサ・クリスティーって。僕の中でもそれがあったんですよね。
日本のそういうミステリー、推理小説とかも読んだんですけど、やっぱりその王道って言われるので思いついたのがアガサクリスティー。推理小説なんかでも山ほどあるから、まずどれからって言うので読み始めたところに「招かれざる客」に出会って、ラストに正直、今まで本を読んでて、この『ゾワッ……』と来たのが初めてやったんですよ。
【わき】本でゾワッ……
【新屋】そうそう本で……、映画とか見て『ウォーっ』てありますけど、けど、本を読んでて、「え~~! ほんま……」て思って。それが、あ、これしようって思ってしまって、ちょっと自分の首を絞めてしまったことなんですけど。
【わき】(笑)でも、やりたいが先に行くんですね。
【新屋】そうそう、そうなんです。
【わき】でもそれを現実化するというところにも、面白さあるのではないかなと言うことでございます。
◆作品作りの流れや『ダンスでミステリーって、どうするの?』について、番組パーソナリティわきたかしさんのテンポの良い言葉と切り口でお話しできました。そして番組ラストではそれぞれの夢を語り楽しいひとときを過ごさせて頂きました。わきさんと番組の素敵なエールありがとうございました。
『エール・マガジン』は、毎週土曜日 午後2時15分~3時(生放送)、当日午後10時15分、翌週木曜日午前2時15分(再放送)聞き手:和氣貴志(わきたかし)
タッキー81.6みのおエフエム・HPリンク
その中でさまざまな分野で活動する方をゲストに迎え、たっぷりのお話でエールを贈る番組『エールマガジン』。その番組に(2024年)12月7日(土)新屋滋之、榎本心、西端優花の3名で出演させて頂きましたので、その様子をご紹介します。
(写真:左から榎本心、新屋滋之、和氣貴志、西端優花)
◆番組はそれぞれの紹介で始まり、パーソナリティの和氣貴志(わきたかし)さんによる軽快な問いかけで進んで行きました。
その様子を放送内容を抜粋してご紹介します。
【わき】新屋さん、聞きたいんですが振り付け言うたら、これあってって、言うんじゃないの?
【新屋】そうですね、初期の方は自分で動いてこうしてこうして、これを本当に真似てもらってっていうのをしてたんですけど、どんどん年齢がいき、体が動かなくなっているのがあるんですけど。たとえば、この二人が今回の主役になるんですよ。ヒーロー、ヒロイになって、例えば2人のデュエットとかあったりするのも、一応状況は説明して最初のスタートはこっからこうして動いてみてみたいな。それでこれでできる? あれできる? って言って彼・彼女たちが動くのを形付けて行って「今のいい!」「それちょっと?」で、「今度こうできる?」 みたいな事したら結構面白いのができあがって。
【わき】バンドの音楽の作り方みたいな感じね。メンバー集まって、こういうコード進行でちょっと弾いてくれる。ベースとか合わせたベースラインとかギターとか、あ、それいいねとか。かなりみんなで作るって感じなんですか?
【新屋】本当そうなります、だから人数が多くなればなるほど、どっちか言ったらこっちの指定がちゃんとせいへんかったら、バラバラになってしまうけど。だからソロとか、2人とかになったらある程度自由度。ソロなんかは自分が動いてこうするけど、それを真似して動いたけど違う動きしてもそっちのが面白かった、『今の良い』みたいな感じでしたりする。
【わき】結構自分の個性をバーンとその稽古や練習の時に見せてということですか?
【榎本】そうですね、ただそれが困るところでして。
【わき】困るの?
【榎本】なんとなくやったのがね、『今の良い、もう1回やってって』言われるんですけど。
【わき】ハハハ(笑)
【榎本】今ちょっと、何やったかわかんないですって言う。
【わき】分かるわーそれ、、、同じことでやってって言われた時にね。もう自分の身体から出た感性でやってるもんやから、もう1回やれって言ったら難しいみたいなことがある。でも結構、ボーンと自分の個性出してます?
【西端】はい、出させていただいております。なので楽しいです。
【わき】逆に出しすぎて、そのダンス同士が喧嘩しちゃうことがないの?
【西端】は~、でもやっぱりこの榎本さんと踊らせてもらっている、例えばそういう時でも私がこう踊るとしたら榎本さんはこう踊ってくれるみたいな。それこそ生で出来上がっていくっていう。
【わき】セッションみたいな感じ?
【西端】私は踊りたいってなったら、じゃあここみたいなとかそういう、重ね合っていくような作り方になってできてすごい。
【わき】それは良い相乗効果ですよね。僕もダンスをまともにやったことないから分かれへんねんけど、言うたら無言で語り合うようにダンスができるっていうこと?
【西端】はい、もう喋るのは苦手なんですけど。
【わき】え!! そうなんですか?
【全員】ハハハ(笑)
【わき】ヘ~、面白いですね。これはもう1回目からそういうスタイルなんですか。
【新屋】そうですね基本的には。僕は演劇的なダンスがしたいなっていうのがあって。元々はクラシックバレエ出身なんです。もちろん今もクラシックバレエはしてるんですけど。その中でもやっぱり演劇的っていうのにすごく魅力感じてて。そのコンテンポラリーの方がもっとそこの演劇的っていうのを掘り下げてできる。クラシックの形っていうのがある部分との違い。
【わき】形がね。
【新屋】そこ(クラシックバレエの形)を崩せない部分があるんですけど、コンテンポラリーはそこがないから自由にできるので、映画を作るような、映画のような感じの作品っていうのを理想にしてるんです。
【わき】う~ん、映画を見てるかのような。
【新屋】そうそう。
【わき】舞台でやってんねんけれども、映画を見るくらいの。ワンシーン・ワンシーンに込めるっていうか。
【新屋】そんな感じですね。
****************
【わき】ちょっとこれも聞きたい。これミステリーをテーマに今回はやられるっていう。ダンスでミステリーってどうなんすか?
【新屋】今回のテーマにもなってるんですけど「セリフのないダンスでミステリーを表現できるのか?」っていうのをコンセプトしてやってるんです。確かに探偵は出てこないんですけど探偵が、推理をするときって無言ではできないですよね。
【わき】ただ、それは映画とかドラマやったら言葉ですけど本当の探偵って黙ってんじゃない。黙って自分の頭の中で、悶々と考えてんじゃん。
【新屋】けど、よくある相棒(テレビドラマ)の刑事・右京さんとかそういう、名探偵シャーロックホームズや、ああいう人たちが人を集めて「この中に犯人はいる」みたいな。
【わき】ああ、ようあるシーン。
【新屋】あれを、無言ではできないじゃないですか。
【わき】何のこっちゃわかれへんよね、周りは。
【新屋】そういうのを考えずに、あ、面白いと思ってこの作品に飛びついちゃったんですよ。
【わき】え、と言うことは、見切り発車っていう。もう、自分がやりたいからって言うて。
【新屋】もう、そんな感じですね。
【わき】結構、困ったでしょこれ。じゃあどうそこ表現するのって?
【新屋】めちゃめちゃ困ってます今も。
【わき】え? もう、来月ですよ公演。その辺、こんどダンサーに比重がいくんじゃないかなって思う。ダンサーさんどうなんですかね?
【榎本】そうなんですよ。一応、脚本とかは頂いて原作も、もちろん読ませていただくんですけど、ま、きれいに頭から順序よく振り付け演出とかが始まっていくわけではないんですよね。最初は頭をどっ鼻からいくんですけど、じゃあ今度こっちやってみようか、って感じで作っていくので、本当についこないだまで全貌がどうなってるかわからない。
【わき】はぁ、、、やってる方も。
【榎本】はい、私、マイクル・スタークウェッダーっていう役をやってるんですけど、「私は本当にマイクルなんだろうか?」っていう。
【わき】あぁ、役を作り的なもんけっこう難しいんじゃない、ダンスで、こういうミステリーっていう。
【西端】はい、難しいです。
【わき】でも喋るのより、得意なんでしょ。
【西端】はい、ノンバーバル(言葉を用いないコミュニケーション)だったらちょっとまあ、ましかなっていう。
【わき】そういうちょっとミステリーチックなところって、正直、舞台で表現するダンスでね。かなりの難しさがあるんじゃないかなっていうふうに思うわけなんですけど。
【新屋】そこを試行錯誤しつつ、そのことがある意味、見所になってるところではありますね。
【わき】なるほどね。いやこれは正直見たいと思いますよ。どういうふうに表現してはんのか。そのミステリーでね。謎解きにいくわけでしょこれ。謎解いていくところをダンスでどう表現するのかっていう。まあ、ある意味ね自分でハードルをあげたようなストーリーにもう入ってるわけですけど、またそこが見所という。
はい、そしてこれはもうミステリーのね、すごい人ですよ原作はアガサ・クリスティー。まあいろんなミステリーあるけど、ここに行こうと思ったそれも聞きたいですね。なんで?
【新屋】本当に今おっしゃったようにもうミステリーって言ったら、アガサ・クリスティーって。僕の中でもそれがあったんですよね。
日本のそういうミステリー、推理小説とかも読んだんですけど、やっぱりその王道って言われるので思いついたのがアガサクリスティー。推理小説なんかでも山ほどあるから、まずどれからって言うので読み始めたところに「招かれざる客」に出会って、ラストに正直、今まで本を読んでて、この『ゾワッ……』と来たのが初めてやったんですよ。
【わき】本でゾワッ……
【新屋】そうそう本で……、映画とか見て『ウォーっ』てありますけど、けど、本を読んでて、「え~~! ほんま……」て思って。それが、あ、これしようって思ってしまって、ちょっと自分の首を絞めてしまったことなんですけど。
【わき】(笑)でも、やりたいが先に行くんですね。
【新屋】そうそう、そうなんです。
【わき】でもそれを現実化するというところにも、面白さあるのではないかなと言うことでございます。
◆作品作りの流れや『ダンスでミステリーって、どうするの?』について、番組パーソナリティわきたかしさんのテンポの良い言葉と切り口でお話しできました。そして番組ラストではそれぞれの夢を語り楽しいひとときを過ごさせて頂きました。わきさんと番組の素敵なエールありがとうございました。
『エール・マガジン』は、毎週土曜日 午後2時15分~3時(生放送)、当日午後10時15分、翌週木曜日午前2時15分(再放送)聞き手:和氣貴志(わきたかし)
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